「明日ここを発つ前に、ちょっと我が家に寄ってくれ」

先日、とあるエッセイの公募に、この言葉をモティーフにした作品を応募した。
カナダに暮らしていた頃、旅で出会った人との話である。

〈旅〉をすることは様々な事象とかかわり、経験し蓄積していくことだと思う。
それによって得た知識や知恵などは、机上で得たものと違い心に沁み込み決して涸れることはない。
人から旅のエピソードなどを伺ったりするとき、とても引き込まれることが多々ある。
そこには、受け売りではなくその人がライブで経験した真実があるからだ。

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「人が実際、その目で見たものに真実はありますから」

本書にある城山三郎の言葉である。

「すぐに役に立つものはすぐに役に立たなくなる」

小泉信三の〈読書論〉にある言葉もあった。

今我が家に辛うじて残っている本(30冊くらいかな)はおおかたが旅のエッセイである。
伊集院 静のこのエッセイは何度も読み返したくなるシリーズだ。
旅を通し、人やモノ、場所との関わりが、氏のキレのある文章で綴られ
その旅で出逢った珠玉の言葉が添えられる。

冒頭の一文は、僕がカナダで出逢いお世話になった日系二世の方の言葉である。
僅か四日程の交流であったにもかかわらず、別れ際、彼にこの言葉を頂いた。
詳述は避けるが、忘れられない思い出の品を渡すためだったのだ。

日本ではごく日常的に交わされる言葉だと思うのだが、遠く離れた異国、しかも辺境の地で
温かな心に触れ、その旅の締めくくりに出逢ったこの言葉は、今でもその時の事を鮮明に思い出させる。

人生は、旅。
予もいづれの年よりか、片雲の風にさそはれて、漂泊のおもひやまず。

まっ、引越しが多くて色んな土地に暮らすってのも、旅と言えば旅かもしれないな。




VALOKAKU💺

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# by cafevalo | 2018-11-07 13:49 | ひとしな | Trackback | Comments(0)
以前何かの本で読んだのですが
30年以上デザインや機能性を大きく変えることなく
今もなお人々に愛され続けるアイテムを、ロングセラーとかロングデザインと言うらしいのです。

ここで大好きな腕時計の話になりますが、僕は腕時計と言えばアナログの三針派です。
現在時刻を数字で捉えず、二本の針が織りなす形(映像)で認識し、
秒針は〈時を刻んでいるという躍動〉を視覚化するために必要だと思っています。

僕の場合「今、何時?」って尋ねられると、○○時○○分位って答えてしまうことが多い。
ただ実社会に身を置いていれば、正確な時刻が必要な場合もあるので
機械式だけでなくすこぶる精度を誇るクオーツ時計を持っていますが、それももちろんアナログです。
因みに、電波時計はスマホに加えて更に電波を受けたくないから選んでいません。
そもそもメカニカル的に精度を達成してないものには、あまり興味はないですね。

ただこの腕時計だけは、デジタルもデジタル、どデジタルなのです。

何故か?

それはこのシリーズの初号機が誕生して今年で31年。
正にロングセラー&ロングライフデザイン、今なお人々に愛され続ける名機と言えるからです。
世にスピードモデルと称されるこのモデル、すべてのG-SHOCKの歴史はここから始まりました。
(厳密には5000C-1AがG-SHOCKの初号機、但しスピードモデルと言えるのは5600番です)

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CASIO DW-5600E-1V

そうです、G-SHOCKスクエアデザインの王道モデルです。
僕のは復刻モデルの海外仕様になります。
初期型は1987年に誕生した5600C-1Vでして、スクリューバックでバックライトが豆球
映画「スピード」でキアヌ・リーブスが私物の5600Cをはめて大ブームになりましたね。
5600Eは1996年に誕生したパネルバックのELバックライト仕様になります。

やはりこれだけは外せないなぁ、しかもキアヌ・リーブス結構好きだしね。
一応彼が主演の大ヒットアクション映画「ジョン・ウィック」のシリーズ最新作
「ジョン・ウィック3」が2019年5月に本国公開されるので、その記念という事でご理解くださいませ。

あっ!その前にジョン・ウィック2借りてこなきゃ汗




VALOKAKU🎣

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# by cafevalo | 2018-11-04 18:49 | KAKU'S SELECT | Trackback | Comments(0)

末っ子は可愛いものです

11月です。
さすがに東海地方でも、朝晩の冷え込みが増してきました。
あたたかな煮込み料理が食べたくなります。
となると、やっぱりル・クルーゼの出番です。

VALO営業中は24㎝が大活躍でしたが、今は20㎝がメインですかね。
時々一人鍋や簡単パスタソースを作ったりする時には、この末っ子が登場します。

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ル・クルーゼ ココットロンド 16㎝

日本では廃番カラーになってしまいましたが、僕はこのイエローが一番好きです。
あまりにもオチビで可愛かったので、一個で焼く贅沢ベイクドポテト用に
staubのピコ・ココット10㎝は手に入れましたが
僕はどちらかというと、ル・クルーゼ派なのです。

フランスらしくポップな色で洗練されてるし、エッジが立ってなくてやわらかな印象もイイですね。
以前何かの特集で、生まれ故郷のフレノワ・ル・グラン村の記事を読み
〈世代を越え受け継がれる鉄鍋〉云々や村のあちこちにある鍋をモチーフにした
カワイイ公共物(車止めやガートレールetc)に、エスプリを感じ
あらためてファンになってしまいました。

時々インスタントラーメンを作りますが、それすら何処かフランス料理っぽくなる気がしている
(のは僕だけかも知れません)




VALOKAKU

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# by cafevalo | 2018-11-01 14:24 | ひとしな | Trackback | Comments(0)

秋霜と赤織部


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七代目加藤幸兵衛 赤織部鉢

深まりゆく秋を楽しもうと
物置からガサゴソと出してきました。

干し柿をそっと盛り付けたくなる、赤織部の鉢。
里に霜が降りるのももうすぐです。




VALOKAKU💺

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# by cafevalo | 2018-10-22 13:23 | ひとしな | Trackback | Comments(0)
20世紀最大のモビリティ発明であるガソリン自動車。
その生みの親でもあるゴッドリープ・ダイムラーが興したダイムラー社。
その商標でもあるエンブレム(スリー・ポインテッド・スター)は、誰もが知るメルセデス・ベンツのエンブレムです。
そしてそれは、彼が最愛の妻に送った絵葉書に描き記した三本の光芒を放つ星がルーツとされています。
その三つの尖りには、これから彼ら技術者達が生み出すであろう技術(モビリティ)が
陸・海・空すべての場所で価値ある働きをするようにという願いが込められていたといいます。

さて、そんなストーリーをちょっと小耳に挟んだところで本題です。
先日、嬉しいニュースが飛び込んできました。

あのスイスの名門ROLEX社のディフュージョンブランドであるTUDOR社が
来る10月31日より日本において正規販売を開始するというのです。
今までは並行輸入により販売はされており、手に入らない腕時計ではありませんでしたが。

何を隠そう、ワタクシTUDOR好きなんですよね。
因みにTUDORはいままで「チュードル」って発音されていましたが
これを機に「チューダー」で世界統一するとのことです。
そもそもこのブランドは、ROLEX本社のあったイギリスにおいて
マーケットの拡大を狙い立ち上げたブランド。
ゆえに、イギリス国民であれば誰もが知るチューダー家の名を冠してスタートしているので
むしろこちらが正統と言えるのです。

実を言うとワタクシ、大好きな腕時計に関して少々拘りが…。
それは時計も陸・海・空すべての場所で活躍し、ストーリーがあるモデルに心動かされるのです。

すでに陸と海に関しては問題なくおさまっているのですが、問題は残る空のパートなのです。
空を宇宙(そら)と見なせば、モデルはコレしかありません。
壮大なストーリーと共にあり、あのウルトラマンやウルトラセブンにも出演経験ありの逸品です。
という事でワタクシ的には決着していたのですが、この度のニュースで新たな問題が浮上することに。
それは、このモデルの登場によるのです。


TUDOR BLACK BAY GMT

GMT(グリニッジ標準時)時計とは24時間針がある時計の事。
予めGMT針を現地時間に合わせておけば、パイロットや海外出張の多いビジネスマンにとって
現地時間を即座に知るのに役立ちます。
しかし、今となっては世界時間がスマホでポンッ!
いまや雰囲気を味わうための機能という事になってしまいましたが…

しかし、このモデル結構イイですよ。

本家ROLEXのGMTマスターは最近ジュビリーで、何かコテコテしてて閉口してしまいます。
ワタクシ的には、あの〈太陽にほえろ〉で石原ボス裕次郎がはめてた頃のGMTマスターがお気に入り。
色鮮やかなブルーとレッドのペプシカラーモデルは今やヴィンテージ扱いでかなり高額です。
このブラックベイGMTはブルーが若干ネイビー寄りのカラーですが、ベゼルのフォントも良いし
風防もサファイアクリスタルのドーム風防、200ⅿ防水でクロノメーター認証ときています。
短針は伝統のイカ針、竜頭ヘッドにはかつてのブランドマークであるデカバラのレリーフが!
因みにバラのマークはチューダー家の紋章をモチーフにしています。
そこには、当家創世の歴史〈薔薇戦争〉を戦ったランカスター家の赤薔薇とヨーク家の白薔薇が…。

いっ、いかん、興奮してきた。
最近BBC制作のテレビ映画で、ウィリアム・シェイクスピアの史劇〈ホロウ・クラウン/嘆きの王冠を観ちゃってるのでつい汗フゥ~。

とにかく、一度腕にはめてみないことには腕時計ばかりはわかりませんが
現時点でネガは何?と問われれば、自社ムーブの耐久信頼性とケース径41㎜ですね。
まあビッグケースは今の時代の流れだから致し方なしとは言え、せめて40㎜位で抑えてくれたらなぁ。
そもそも日本人の体格だと大きな時計はちょっと…だし、他のモノにヒットすることが多くなるからね。

最後にキモのプライスですが、これまたなかなか現実的で良いのです。
最近、いわゆる名門の腕時計達の値上がりが尋常じゃないからなぁ。

やはり実用高級時計ってのはこのくらいのプライスでないといけませんハイ。

あ~楽しみだなぁ、チクタクチクタク♪




VALOKAKU💺

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# by cafevalo | 2018-10-13 19:39 | KAKU'S SELECT | Trackback | Comments(0)

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