人気ブログランキング |

The Greatest Showman

以前、彼をミュージカル映画で観た時には、オープニングからそれはもう不幸のズンドコで
大勢の囚人の一人として、巨大な船を引っ張ていましたからねぇ。

彼の名はヒュー・ジャックマン、映画《レ・ミゼラブル》の冒頭シーンです。

今回はエンターテイメントとして存分に楽しみました。
遅ればせながらの《ザ・グレイテスト・ショーマン》でございます。

♪This is Meやレベッカ・ファーガソンの♪Never Enoughも良かったのですが
ワタクシ的にはこのシーンと楽曲がキラリと光ったのではないかと思います。

主人公バーナムのビジネスパートナーであるザック・エフロン演じるフィリップと
サーカス団は空中ブランコの曲芸師であるゼンデイヤちゃん演じるアン・ウィーラーの二人。
アンを一目見るや恋に落ちたフィリップ、互いに魅かれ合い距離を縮めていくも
階級・人種・偏見など彼らの生きてきた世界の違いが大きな障壁となり二人の間に立ちはだかります。

「運命を変えられたら!君は僕のために生まれてきたんだと!!」

アンはフィリップの純愛を感じながらも、変えられない運命に苦しみ
傷つくことを恐れあえて心を閉ざそうとするのでした。

「今すぐにでも貴方の胸に飛び込んでいきたい、でもそれは決して許されることではないはず」

 ーあなたを心から愛しているのに…。

とりまく世界に翻弄され、真実の愛と知りながらそれに背を向けようとする心の葛藤を
二人が操る空中ブランコで見事に演出表現したこのシーンは秀逸です。

まっ、プライベートではハリウッドの女優陣と浮名を流しまくっている(らしい)
イケメンバチェラーガイであるエフロン君に〈純愛〉ってのはどうよ?というのは置いといて
アンを演じたゼンデイヤちゃんがとってもキュート!でファンになっちゃいました。
演技もさることながら抜群の歌唱力とダンスは素晴らしく、御年22歳とは思えない驚愕の才能に
只々脱帽でございますハイ。

♪Rewrite The Stars ーThe Greatest ShowmanーOriginal Soundtrack


実は以前ブログで紹介したPianoGuysの最新アルバム《LIMITLESS》にこの曲が収録されていて

―イイ曲だなぁ、彼らのオリジナルなのかなぁ?

って思ってたんだよね。
あ~スッキリした。





VALOKAKU💺

# by cafevalo | 2019-04-14 21:37 | 雨の日の釣師 | Trackback | Comments(0)

清明に朱天目

本日4月9日は二十四節気 清明の次候 七十二候〈鴻雁北(こうがんかえる〉

青い空をツバメが舞い飛び、本格的な春の到来と農耕の始まりであると同時に
冬鳥達にとっては遥かシベリアへ向け旅発つ北帰行の時。
それぞれの季節が行き交います。

先日、いつもの骨董屋をぶらりしていたら、ちょっと面白い姿の湯呑を見つけました。
しかも共箱、共布、栞付の完品!ややまたしても掘り出したか⁉となりましたが
購入に際して入念なチェックは怠りません。
すると高台部分にいささかの成型不良がありました。

ーん~これを景色と見るか否か…。

さらに箱書きは〈古染 湯呑〉、栞を読むと修身窯 吉川修身の作陶です。
確かに吉川修身 氏と言えば古染付なのでそれは良いのですが、ここで一つ?が
肝心の作品がどう見ても染付ではないのです。
落款は間違いなさそうなので、どうもブツと箱がテレコになった可能性があります。
湯呑の姿は結構気に入っているのですが、ここはちょっと落ち着いて再考することにしました。

さらに店内をぐるり回遊、と花器が並ぶコーナーの片隅、小さな丸い朱色の壺に目が留まりました。
両掌で包み込めそうなくらいのおチビな壺ですが、なかなかに味わいのある姿、神秘的な朱の発色と
文様にその存在感はまさに小さな巨人です。

ーこれはかなり気になる、どうしようかフム

その日は唸るだけ唸って空手で帰ってきました(笑)

そして次の日
決心のもと出掛けると湯呑は売り切れていましたトホホ
まあそれは仕方ありません、かの開高健御大もこう宣うております。

「グラスの縁に口を付けたら、一気に飲み干すんだ。
あとから戻って飲もうとしても、酒は一滴も残っていない」

どうも今回は「おチビの壺を買いなさい」って事のようなので、あらためて入念にチェックです。
箱書きは一見すると春朱、壺、重義と書かれています。
春朱って何だろう?春のようなやわらかな朱色って事でしょうか??
重義は名前で間違いありません。
まぁその〈モノ〉に魅せられたわけなので、詳細は帰宅してからで十分。
今日は誰かに飲まれる前にグビッと一気に飲み干しました(笑)

e0159392_14581299.jpg



















軌窯 久田重義 朱天目 壺

何と!曜変天目の研究者として名高い久田重義 氏の作品でした。
春に見えたのは天目の文字、言われてみれば明らかに天目文様です。
いやはや掘り出したと言えば掘り出したと言えますが
知識としてはイロハのイ、まだまだ精進が足りませぬ沈

一般的には朱天目と言われるのですが、写真のとおり天目朱と逆になっているのと
共箱と共布の落款が〈重〉一文字なのが気になります。
ネットで調べるとだいたい〈重義〉の落款なのです。
ただし器の底の落款は相違ないので真作だとは思うのですが…。

まっ、真贋いずれにしてもこのおチビ壺、ワタクシかなり気に入っておりますので
季節毎に可憐な野花を飾って楽しみたいと思います。




VALOKAKU🍵

# by cafevalo | 2019-04-09 18:31 | ひとしな | Trackback | Comments(0)

啓蟄に淡水釉

本日3月19日は二十四節気の啓蟄
七十二候の末候〈菜虫化蝶(なむしちょうとなる)〉
春の到来ですね。
程なくすると花の便りも届きそう…。

そこで!春霞がたなびく里山の風景のようなひとしなを。

e0159392_11101980.jpg


















瀬戸赤津焼 淡水釉 茶盌  作陶 末広窯 中島翁助

桜の茶会や野点に連れ出したくなる、優しい風情のお茶盌です。




VALOKAKU🍵

# by cafevalo | 2019-03-19 11:33 | ひとしな | Trackback | Comments(0)
ここのところ、美術館を求め周辺市町村の探索を積極的におこなっております。
今回は美濃加茂市。

家からバイパスを使いだいたい15分くらいの至近距離にまたまた見つけちゃいました。
それは美濃加茂市民ミュージアム。

ん~こっちはこういった施設が市町村レベルで結構あるので嬉しい限り
さらに企画展も侮りがたい充実さです。

2000年にオープンした市民文化施設《みのかも文化の森》はミュージアムと教育センターを中心に
生活体験館や自然観察の森・彫刻の森ゾーンが広がり、森を散策しながら自然と触れ合い様々な体験
学習ができる文化施設。
休日にふらっと訪れてのんびり過ごすのにももってこい!しかもミュージアムの入館料は無料!!
(注:企画展によってはいくらか入館料が発生する場合もあるのかもしれません念のため)

常設展示室には地域の自然、歴史、文化について「川とみちと人」をテーマにした展示と
美濃加茂市生まれの坪内逍遥と津田左右吉のひととなりを紹介するコーナーもあります。

e0159392_14161894.jpg


















写真は常設展示の可児サイ君です。
その昔、この辺りにサイもいたんですねぇ。

さて今回の企画展は〈版画史と「私」 船坂芳助・堀江良一・安藤真司を中心に〉
美術館が所蔵する900点もの現代版画作品の中から、美濃加茂市ゆかりの三人の作品をメインにした企画展示です。ワタクシ的には船坂氏と安藤氏の作品に魅かれました。

e0159392_14164493.jpg


















特に銅版である安藤作品は事前にHPで見た時は、少しゴシック的で妖艶な印象を受けたのですが
作品を目の当たりにするとモノトーンやダークな色使いの中に、エッチング・アクアチント・ドライポイントを駆使し生み出された繊細な線が立体的な造形と神秘的な深みを生み出し
象徴的に彩られたモティーフの核となる部分をいっそう際立たせていました。

自然や花などをモティーフにした作品が多く、その描写力と観察眼の鋭さは
作家が幼少の頃より美濃加茂の自然の中に身を置き、昆虫観察や釣りを楽しみながら培ってきた
-自然を慈しむ心-によって生み出されているのでしょう。
クワガタや蝶といった森の昆虫の版画小品があったのですが、特に気に入ってしまいました。

―小さな作品で良さそうなのがあれば購入してもいいかな

って思いちょっぴり調べてみたら、川を渡ったお隣可児市のギャラリーで取り扱いがあるみたいです。

一度覗いてみよっと。

(今企画展は3月3日で終了、9日~21日まではミュージアム収蔵品展が開催中です)


VALOKAKU🏢

# by cafevalo | 2019-03-14 14:51 | 美術探訪 | Trackback | Comments(0)
先日訪れたメナード美術館の企画展で、黒樂茶盌の漆黒の美しさに感動したワタクシでしたが
それとは対極的に、刻一刻と表情を変える曙の空のごとき美しさに
これまた見惚れてしまった一つの茶碗がありました。

それは、美濃焼の陶聖 人間国宝 荒川豊蔵による志野茶盌〈銘 暁雲(ぎょううん)〉

―これは彼のひととなりを知るべく行かねばなるまいムム

と思い立ち
企画展「豊蔵が愛した鎌倉・室町期のやきもの 造形と装飾の美」が開催中の
荒川豊蔵資料館へ行ってきました。

e0159392_14533295.jpg














信楽や備前で制作されたもの、瀬戸・可児市大萱古窯などから出土したものなど
鎌倉・室町期の歴史的価値の高い様々な作品が展示されており、すべて荒川豊蔵のコレクションです。
その他彼自身が作陶した志野・黄瀬戸・瀬戸黒作品が15点程。

今回ワタクシ的にポイントとなっていたのは一つの志野茶盌でした。
それは画家を目指していた彼を陶芸の道に深く導いた〈縁〉が具現化された作品であり
「これだけは手放すな」と書き添えて、愛する妻に贈ったとされる逸品。

志野筍絵茶盌 〈銘 随縁(ずいえん)〉 えんにしたがう

ーすべては縁に随って導かれた

妻・志づの手に合わせて作られたこの器。
筍が描かれた志野特有のやわらかな赤錆白の色合いの小振りの茶盌。
器を持つ志づの両手を豊蔵の両手が優しく包み込む
そんな慈愛に満ち溢れた情景が目に浮かぶ、とてもあたたかな作品でした。


長く瀬戸で焼かれたものとされていた志野でしたが、国宝の志野茶盌を観た豊蔵の疑問が彼を突き動かし
ついに資料館のある当地(久々利牟田洞)の古窯で、国宝茶盌と同じ絵柄(筍)の陶片を発掘します。
それにより志野焼は美濃で焼かれたという歴史的発見に至るのでした。

e0159392_14535883.jpg














可児の里山の小さな谷を切り開いた旧荒川豊蔵邸の敷地は、桃山期の古窯跡を有する史跡として
文化財指定を受けています。
高度感のある谷合に資料館のほか居宅や陶房・東屋などが点在し、主要な施設は見学可能です。

e0159392_14534699.jpg

















e0159392_14540888.jpg















緑豊かな植生と沢蟹がチョコチョコと這い出してきそうな雰囲気の沢は
やわらかな陽光を受けキラキラと輝いています。
日向では2頭のタテハチョウが優雅に舞い飛び、求愛の只中でしょうか。
それはあたかも里山の春がもぞもぞと動き出したかのような光景。
そんな春と語らいながら、心・技・歴史・自然を満喫した有意義な時間を過ごすことができ
大満足の一日となりました。

森林浴も出来たしね♪

企画展情報をチェックしつつ、新緑の頃また訪れたいと思います。

入館料 大人200円 月曜休館
今企画展は4月21日(日)迄です。



VALOKAKU🍵

# by cafevalo | 2019-03-04 17:09 | 美術探訪 | Trackback | Comments(0)

VALOKAKUの日々諸事あれこれ


by valokaku
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30