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美濃加茂市 美濃加茂市民ミュージアムへ

ここのところ、美術館を求め周辺市町村の探索を積極的におこなっております。
今回は美濃加茂市。

家からバイパスを使いだいたい15分くらいの至近距離にまたまた見つけちゃいました。
それは美濃加茂市民ミュージアム。

ん~こっちはこういった施設が市町村レベルで結構あるので嬉しい限り
さらに企画展も侮りがたい充実さです。

2000年にオープンした市民文化施設《みのかも文化の森》はミュージアムと教育センターを中心に
生活体験館や自然観察の森・彫刻の森ゾーンが広がり、森を散策しながら自然と触れ合い様々な体験
学習ができる文化施設。
休日にふらっと訪れてのんびり過ごすのにももってこい!しかもミュージアムの入館料は無料!!
(注:企画展によってはいくらか入館料が発生する場合もあるのかもしれません念のため)

常設展示室には地域の自然、歴史、文化について「川とみちと人」をテーマにした展示と
美濃加茂市生まれの坪内逍遥と津田左右吉のひととなりを紹介するコーナーもあります。

美濃加茂市 美濃加茂市民ミュージアムへ_e0159392_14161894.jpg


















写真は常設展示の可児サイ君です。
その昔、この辺りにサイもいたんですねぇ。

さて今回の企画展は〈版画史と「私」 船坂芳助・堀江良一・安藤真司を中心に〉
美術館が所蔵する900点もの現代版画作品の中から、美濃加茂市ゆかりの三人の作品をメインにした企画展示です。ワタクシ的には船坂氏と安藤氏の作品に魅かれました。

美濃加茂市 美濃加茂市民ミュージアムへ_e0159392_14164493.jpg


















特に銅版である安藤作品は事前にHPで見た時は、少しゴシック的で妖艶な印象を受けたのですが
作品を目の当たりにするとモノトーンやダークな色使いの中に、エッチング・アクアチント・ドライポイントを駆使し生み出された繊細な線が立体的な造形と神秘的な深みを生み出し
象徴的に彩られたモティーフの核となる部分をいっそう際立たせていました。

自然や花などをモティーフにした作品が多く、その描写力と観察眼の鋭さは
作家が幼少の頃より美濃加茂の自然の中に身を置き、昆虫観察や釣りを楽しみながら培ってきた
-自然を慈しむ心-によって生み出されているのでしょう。
クワガタや蝶といった森の昆虫の版画小品があったのですが、特に気に入ってしまいました。

―小さな作品で良さそうなのがあれば購入してもいいかな

って思いちょっぴり調べてみたら、川を渡ったお隣可児市のギャラリーで取り扱いがあるみたいです。

一度覗いてみよっと。

(今企画展は3月3日で終了、9日~21日まではミュージアム収蔵品展が開催中です)


VALOKAKU🏢

by cafevalo | 2019-03-14 14:51 | 美術探訪 | Trackback | Comments(0)

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