「吉田博」に会いに行ってきました。

吉田博 1876-1950 洋画家・版画家
出合いは1998年 雑誌エスクァイア臨時増刊 patagonia特集でした。

かねてから日本美術に造詣が深かったpatagoniaの社主イヴォン・シュイナード
彼の審美眼はすでに吉田の版画作品を捉えていました。
自らもクライマーであった吉田が、ヨセミテ国立公園に心惹かれ
数々の作品を創作したこともあり、イヴォンは彼の版画作品をいくつかコレクションし
’91年の同社のカタログの表紙に起用したという内容の記事でした。

木版画で描かれた光彩と陰影・寂と動・遠と近など自然万物の「多層なる美」
聖地エルキャピタンやグランドキャニオン、渓谷の流水など
構図もさることながら、木版とは思えぬ緻密な表現世界がそこにはあったのです。
その時、もう少し吉田博の事を調べればよかったのですが・・・。
気になりながらもそのままにしてしまいました。
当時からpatagoniaのカタログは、僕自身コレクションをしていましたが
’91年は訳あって日本にいなかったものですから、そんな事とは露知らず・・・デス(涙)

そして月日は流れ、「山の日」制定の2016年夏。
常連のお客様が郡山市美術館へ絵画展を見に行ってきたとお話しくださいました。
日本の版画家 吉田博の回顧展らしく、何でもNHK日曜美術館でも特集を組むほど
自国より欧米で人気を博したその画家の作品の一つは何と!
あのレディーダイアナが当時の執務室に、お気に入りの一枚を飾っていた云々
とまあ、お聞きするのですが今一つピンときません。
お恥ずかしながら、ワタクシが受けた感銘は忘却の彼方に置き去りにトホホ。
後日拝見した絵葉書をみた刹那、氷解するに至ったのです。

うーん、あの吉田博の回顧展だったとは・・・。
といっても郡山市美での展示は終了。
またしても機会を逸したかぁ~っと意気消沈していたら
来年4月に上田サントミューゼに巡回とありました。
おお!幸運の女神はワタクシをお忘れではなかったようです(感謝)
これは万障繰り合わせて参上致しますハイ

そしたら、これまた何とその前に!大町のギャラリー「いーずら」にて
吉田博の令孫である吉田比登志さん主催の作品展が開催中という情報を
先のお客様から頂き、休みの日にスッ飛んで行ってきたという次第です。

巡回展にはなかった作品も含み30点あまり
比登志さんの所蔵作品の他、ノースフェース白馬店よりお借りした
作品も多数ありました。
ザ・ノースフェースと言えば、創業者であるダグ・トンプキンスは
イヴォン・シュイナードとは1968年の南米パタゴニアへ共に旅をした盟友であり同志
何らかの縁があるのも納得ですよね。

18年の時を経て出合えた本物の版画作品に感動至極!
比登志さんともお話ができ、とても有意義な時間となりました。
これはますます上田への巡回が楽しみです♪

大町での展示は8月21日(日)迄なので興味のある方はお急ぎくださいっ!!

あ~早く4月にならないかなぁ。
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追:松本市美で9月4日まで開催中の「遥かなる山」展でも
彼の油彩作品『槍ヶ岳』を鑑賞できます。

注:写真の吉田博展リーフレットは、終了した千葉市美術館での回顧展のものです。





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by cafevalo | 2016-08-18 18:59 | 諸事 | Trackback | Comments(0)

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